２０１４年新年のごあいさつ　自治労連愛知県本部　執行委員長　伊藤慎次

14国民春闘ですべての労働者の賃上げと雇用確保を勝ちとろう

　明けましておめでとうございます。
　昨年私たちは、退職手当の削減や国家公務員賃下げを口実とした、不当な地方公務員賃下げ攻撃に対して、職場を基礎に地域で共同を広げ、産別統一闘争を展開し、未組織自治体も含め大半の自治体で国並み削減を許さない貴重な成果を勝ち取りました。
　14国民春闘では、この間取り組んできた最低賃金引き上げ、公契約条例の制定や雇用のルールの破壊を許さず、働くルールの確立を求め、「ブラック企業」を規制し、無法なリストラ・解雇をなくし、すべての労働者の賃上げと雇用確保を勝ち取る春闘にしましょう。
　安倍政権は憲法改悪を狙い、民主主義と国民生活破壊の暴走政治を続けています。
　本年４月から消費税を８％に増税すると同時に、年金・介護・福祉・医療・保育など社会保障の全面改悪を進めようとしています。
　これに対して、憲法改悪や特定秘密保護法反対など「国民の権利を守る」という運動が立場の違いを超えて、これまでにない各界・階層で共同が広がっています。14国民春闘の第一の柱である２月２日の消費税増税阻止を軸にした県民の怒りを総結集する一万人大集会をすべての組合員や住民に呼びかけ、春闘山場に勢いをつけ、力関係を変える運動をすすめましょう。
　職場からの学習と対話を丁寧に、幅広くひろげ全組合員参加、全職員参加での要求実現と「春の月間」で組織の拡大強化の取り組みを結びつけて「すべての労働者の要求と団結の母体」である全労連・自治労連結成25周年にふさわしい14国民春闘に発展させましょう。