2013年新年のごあいさつ 自治労連愛知県本部 執行委員長 伊藤慎次
職場・地域から要求実現のたたかいを
明けましておめでとうございます。
昨年末に行われた総選挙では、政権与党の民主党が議席を4分の1に減らす大惨敗。一方で自民党が294議席獲得し、公明党との連立で3分の2を超す結果となりました。しかし、自民党は、厳しい審判を受けた09年総選挙と比べても、比例でも、小選挙区でも得票を減らしています。それでも「大勝」したのは、自民党幹部も認めているように、政権交代以来国民の期待を裏切り続け、消費税増税などの悪政を強行した民主党政治に「ノー」を突き付けたもので、自民党に白紙委任したものではありません。
政治を動かした国民の世論と運動は、現在も引き続いています。「賃上げ・正規雇用あたりまえ」や原発即時ゼロ、消費税増税反対、TPP不参加、オスプレイ配備撤回などは、労働者・国民の大きな願いです。私たちは、こうした願いを実現するたたかいの先頭に立ち、憲法を職場とくらしに生かす運動をすすめ、4月の名古屋市長選挙、7月の参議院選挙をたたかいの大きな節として、前進させたいと思います。
13国民春闘を「すべての職場・労働者と総対話・共同をすすめ、くらしを立て直す春闘、職場と仕事を立て直す春闘」と位置づけています。職場での対話・懇談は、労働者同士の団結を深める上でも重要です。年明け早々から始まる賃金交渉を、組合が見え、参加できる活動として全組合員・全職員参加のとりくみに広げましょう。組織の拡大・強化と結合し、要求実現に向けたたたかいを職場・地域からすすめましょう。