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イラクの真実(05.04.14)

イラク戦争から2年過ぎても戦争状態は続く

イラク人フリージャーナリスト ハッサン・アボッド氏 3月20日でアメリカの不法なイラク攻撃から2年、世界や日本の各地で「占領軍撤退」を求める集会やデモなどが行われ、愛知では19日に久屋大通公園で、2000人が「九条」の人文字を作りました。この県民集会でイラクの実情を訴えたイラク人のフリージャーナリストのハッサン・アボッドさんにイラクの現状などをお聞きしました。

 イラクの治安は今も劣悪な状況

 今日はイラクの状況をお伝えする機会を与えていただき感謝しています。そして、バスラから来たアッバースくんを治療してくださったことや、多くの支援をいただきましたこのご恩を、イラク人は一生忘れないと思います。
現在、ヨルダンを経由して日本に来ることは大変危険ですが、それでも日本に来る決意をしました。イラクの現状を、みなさんにお伝えしたいと思ったからです。
イラクの治安はとても劣悪な状況で、特にバクダットやその周辺の地域では、アメリカ軍の攻撃によってたくさんの罪なき人々が死傷しています。わたしも、バクダットを車で通過中、テロが近くで起き米軍の弾によってフロントガラスが割れ、顔に怪我をしました。治安のよかった地域ですら、今は危険な状況です。わたしの出身地のバビロンではトラックの自爆テロが起き、集まっていた人がたくさん亡くなりました。イラクはまだ戦争状態です。そして、毎日必要な食べ物やきれいな水・電気の不通などぎりぎりの生活をしています。米軍の使用した劣化ウラン弾が原因なのか、癌になるこどもたちが多くいますが、バクダットの病院では治療する薬がありません。7人いる子供全員が癌になり、4人が亡くなったという家族もあります。

すべての外国軍はただちに撤退を

 わたしは2月18日に日本に来ました。広島の平和記念館では、第2次世界大戦中に日本が受けた悲劇について、またその苦しみが今日まで続いていることを知りました。沖縄では米軍基地がたくさんあることに、とても驚きました。そして、ほとんどの人が米軍基地のあることに、また新しい基地を作るアメリカの行動に対しても抗議していることを知りました。
 3月23日に帰国しますが、日本で学んだことをイラクに持ち帰り、イラクの人々に伝えたいと思います。イラク人もみなさんのように自分たちの主義主張を、声に出して外に発信していかなければいけないからです。このような行動が今必要だと思います。
イラク人はアメリカに対して「ノー」と言える人はほとんどいませんが、わたしはみなさんの行動を見て、アメリカに「ノー」とはっきり言える勇気を持つことができました。
今、イラク人のほとんどは、すべての外国軍がただちに撤退するように求めています。そして、これ以上、罪の無い人々を殺さないで欲しい、アメリカの横暴を許さないで欲しいと願っています。日本のみなさん、イラクの治安が改善され平和な国になるよう、あらゆる努力をお願いします。

3月19日の「九条」の人文字


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