あいち九条の会結成(05.01.26)
あらゆる立場をこえて憲法守るとりくみを広げよう
あいち九条の会結成集会が1月22日、東別院ホールで開催されました。著名な9人で結成した「9条の会」の最初の呼びかけ人であり、評論家の加藤周一氏の記念講演会はホールいっぱいの参加者であふれました。第二、第三会場にテレビも同時放映するなど約900人がこの会に参加しました。加藤氏は、「9条を変える必要はない、生かしてこそ国際社会から信頼される」と訴えました。加藤周一氏の発言要旨は以下のとおり
「第二次世界大戦以降、世界の主な潮流は戦争を非合法化、禁止する傾向なんです。日本の憲法は世界の一歩先に進んだもの。日本人の誇りです」
「伝染病や地震・津波などで死ぬ人は、戦争・テロで死ぬ人の何十倍でし。マラリアにかかった人をどう助けるかなど国際貢献の大部分は軍隊・武力と全く関係ない」
「日本の安全は東北アジアの平和と密接に関係する。東北アジアと日本との関係を平和的に発展させるためには、九条は大変役に立つんです」
この結成集会であいち九条の会は、目的に「あらゆる立場の違いをこえて、憲法九条の改定に反対し、憲法を守るという一点で手をつなぎ、愛知県内の世論と運動を広げるための活動を行う」。ことを確認しました。趣旨に賛同する個人による会として運営していくなどの組織体制についても参加者全体で確認しました。