9月2~3日、名古屋市内で第37回自治体にはたらく女性の全国交流集会inあいちが開催され、全国からのべ660人が参加しました。オープニングでは愛知商業高校書道部によるパフォーマンス、まんまる企画の尾張万歳も披露されました。
全体集会では社会学者の上野千鶴子さんが「女性はほんとうに輝けるのか?女性『活躍』社会のオモテとウラ」と題して記念講演をしました。
「1985年、男女雇用機会均等法が労働者派遣法と同時に成立した。女性活躍といいながら、女性を使い捨て労働力として〝活用〟しようと、それ以降次々と働き方の規制が緩和され、今や全労働者の4割が非正規、うち女性は7割に達した」と財界のねらいを明らかにしました。「一部のエリート女性の活躍ではなく、社会的弱者に寄り添える社会にすること、そのために政治を変えることが必要」と熱く語りました。
参加者から「本当の意味で女性が活躍できる社会について考えるきっかけになった」などの感想が寄せられています。
2日目は、7つのテーマで講座・分科会、3つの現地・見学分科会が行われました。
最も人気のあった「輝く私であるために~体のメンテナンスしてますか~」には会場から人があふれるほどでした。講師は丹羽咲江さん(咲江レディースクリニック院長)。分科会に参加した人は「自分の体と向きあわなければと思いながら、後回しにしていた。先生の話を聞いてもっと考えなければと思った」と感想を述べています。
見学分科会は「徳川美術館」「ピースあいち」「瀬戸のまち歩き」が行われ、63人が参加しました。